遅かれ早かれユーロ圏が崩壊する理由

1: のーみそとろとろφ ★ 2013/08/12 22:25:21
(2013年8月9日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

経営が芳しくない街角の商店を想像してみてほしい。
ビジネスはよくても、商店主に最低限の生活水準を与えることができない。
最悪の場合、コストを賄うことさえできず、融資と、親族や友人、支持者からの寄付で経営を続けている。

 支持者の1人は、店の営業を維持するために必要なことは何でもするとまで言い、「本当だ、十分なことをする」と付け加えた。

「持続不能なものは持続しない」

比喩は常に不完全なものだが、ユーロ圏の競争力のない国々にとって、この例えはかなり正確だ。

 1999年にユーロが創設されて以来、ドイツの単位労働コストは累計で13%足らずしか上昇していない。
この間、ギリシャ、スペイン、ポルトガルの単位労働コストは20~30%上昇し、イタリアはそれ以上上昇した。

 ドイツの経常収支が国内総生産(GDP)比6%の黒字なのに対し、
ギリシャ、イタリア、ポルトガル、スペインの収支が何とか均衡していることも決して意外ではない。

 試算はかなり割り引いて受け止める必要があるが、大まかなメッセージは十二分に妥当だ。
こうした不均衡が残っている限り、銀行同盟や財政調和と言われているものでは事足りないということだ。

 ユーロ創設の背後にある論理は――大したものではないが――、単一通貨そのものと、
加盟国による通貨切り下げの不可能性とされるものが調和をもたらす作用を果たす、ということだった。
だが、それが実現することはなく、現在の関係は持続不能になった。

 前世紀末にかけてワシントンで活動していたエコノミストのハーバート・スタイン氏は、
もし政策や状況が持続不能だったら、それらは持続しないと述べた。
だが、そうした状況が崩れるまで、どれくらいの時間がかかるかは示さなかった。

 一方、欧州官僚にとっては、ごく少数のいわゆる金融専門家しか議論することができないよう、
問題を極力難しく見えるようにすることが利益になる。

 また、このユーロという機構を維持するために、金融パッケージが次々とまとめられ、保証が次々と行われた。
だが、融資と保証は持続不能なものを持続可能にすることはない。

 今の状況は今後どう展開するのか。道筋はごく限られている。

続きます>>2
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/38435






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2: のーみそとろとろφ ★ 2013/08/12 22:25:27
>>1より
4つのシナリオ

 まず、周縁国の「緊縮」が成功する可能性がある。ここで筆者が意味しているのは、
周縁国に強いられた需要抑制が、他のユーロ圏諸国と比べたコストと物価の減少を招き、
それが競争力の向上につながり、最終的に生活水準の回復と失業率の急低下につながる、ということだ。

 この道筋の変形版は、価格以外の競争力の向上だ。
より想像力に富んだエーゲ海観光旅行や、ポルトガル・アルガルベのより魅力的なホテルといったものである。
肝心な問題は、調整に何年――あるいは何十年――かかるか、だ。

 第2に、周縁国の停滞がこのまま続く可能性がある。
失業率は今、ギリシャで22%、スペインで24%、ポルトガルで18%、アイルランドで15%、イタリアで10%となっている(米国と英国では8%)。
このシナリオの変形版は、状況が一段と悪化することだ。そうなると、国外移住が確実に生じる。

 第3の選択肢はまずあり得ないが、完全を期するために入れておく。
ドイツその他の北部ユーロ圏諸国がより「拡張的」(つまり、インフレを誘発する)政策を追求し、
南欧の苦痛を和らげる可能性がある。あるいは、北部諸国は永遠に周縁国を支援することもできる。

 第4の選択肢は、1カ国ないし複数の周縁国がユーロ圏を離脱することだ。
そうなれば、離脱する国ばかりでなく、残るユーロ圏諸国でも大混乱が生じる。
残る側でも銀行が帳簿上に、下落している可能性のあるユーロ建ての資産を大量に抱えているからだ。

 だが、かつてアルゼンチンが絶対に断てないと言われた米ドルとの連動制度を破棄した時に起きたように、
元ユーロ圏諸国はいずれ事態を収拾させ、悪くないパフォーマンスを見せるようになるだろう。

 一部のエコノミストは、反対側からのアプローチを好み、ドイツやその近隣諸国が率先してユーロから離脱する方がいいと考えている。
だが、迫り来るドイツの選挙の結果がどうなろうとも、これは実現しないだろう。
 もちろん、上記の4つの推測の中でいくつもの順列や妥協を想像することはできるが、
可能性は限られている。どうしても賭けなければならないとしたら(筆者は賭ける必要はない)、4番目に賭ける。
だが、いつそれが起きるかということには一切賭けない。

 神聖ローマ帝国――周知の通り、神聖でもなければ、ローマのものでもなく、
帝国でもなかった――は西暦800年にカール大帝によって築かれ、1806年にナポレオンに解体されるまで続いた。

ユーロ解体のタイミングは誰にも分からない

 ドイツ同盟はナポレオン戦争後に発足し、加盟国に対する大きな権限は持たなかった。
同盟は1834年に関税同盟(ツォルフェライン)によって強化され、
この不安定な同盟全体は1871年にビスマルクによってドイツ国に変えられるまで続いた。

 以来、歴史はスピードアップしたかもしれないが、どれだけ速くなったか分からないし、
ユーロ解体の時間の尺度はそれこそ誰にも分からない。人が与えることのできる「フォワードガイダンス」には限りがあるのだ。

以上です。

4: 名刺は切らしておりまして 2013/08/12 22:29:07 ID:2noKvYhE
なげえ

5: 名刺は切らしておりまして 2013/08/12 22:33:51 ID:8GBNshEW
ギリシャへの無尽蔵な融資
加盟国は何をやっても許される

6: 名刺は切らしておりまして 2013/08/12 22:39:43 ID:3ECtESdg
いくら通貨を統一したとしても
国家間の格差がある限り不満なんて消えないだろう

つまり、ドイツ人やギリシャ人というのではなく
「ユーロ人」という概念がないとおかしいんだよ

25: 名刺は切らしておりまして 2013/08/13 03:38:21 ID:3HRHrNUp
>>6
日本でも地域間の格差はあり、地方の税収は少ない。だから国税を交付金という形で配っている。同じ日本国民だから苦情は少ない。

豊かな加盟国が貧しい加盟国を助けるのが当然という風潮にならないとEUは持続できない。ドイツ国民もメルケル首相も視野が狭すぎる。

7: 名刺は切らしておりまして 2013/08/12 22:53:56 ID:lGVwlraT
一つ原理を教えよう
もっとも効率が高くなる方向にしかお金は動かない
だから、世界の通貨が1つになったら
同じことが世界で起こる
通貨を分けて管理を分割すれば分散する
と同時に効率は下がるの

これ、日本だと東京一極集中なのね

11: 名刺は切らしておりまして 2013/08/12 23:57:44 ID:ixUir/je
南欧の生産性がすぐに上がるわけないもんね。

12: 名刺は切らしておりまして 2013/08/13 00:07:15 ID:w0dmJxJ9
休日にユーロ鉄道の旅本を眺めてたが、EU議会ストラスブールとEU委員会ブリュッセルを軸に地中海・大西洋・カスピ海に鉄道で行けるみたいだ
まさに蘇った神聖ローマローマ帝国

13: マスゴミは変えなああかん 2013/08/13 00:43:25 ID:pz/aLO4K
同じ見解で崩壊を加速するのは米国とのFTAだろうと予言するぜ。
独仏とスイスしかメリットが無いだろう。
資本、金融、産業競争力が独仏に集中してそれにあわせて人の移動は
南欧諸国とギリシアや中央欧州諸国を疲弊させる。
そして年金問題、国内産業の衰退、人口の流出による社会の崩壊と日本の
田舎とにた現象が起こるのはすぐだろう。このまま10年すぎたら格差は埋
めれなくなり、格差のある国が独仏の奴隷国家になるだけ。
そこで離脱が一カ国でもおこればすぐに崩壊する。
中国との貿易摩擦は中国に市場を奪われるのは誰か、それは格差を受けた国
南欧諸国になり、中国人の移住の地になり黄禍論が再び起こる。
これは人種差別を産み欧州と中国は反発しアフリカ利権で争う関係になる。
そこで英仏独伊は日米と連携しインドをを入れて対抗するだろう。
所詮分裂する運命がEUだと思う。

14: 名刺は切らしておりまして 2013/08/13 00:51:07 ID:8Bcna1RG
で、崩壊したら日本にとっては短期的・長期的にプラスかマイナスか知りたい

16: 名刺は切らしておりまして 2013/08/13 00:58:15 ID:sChZRi0p
普通にマイナスだろ
ヨーロッパが混乱すれば日本からの輸出は直接間接に悪くなる
中国も連鎖的に落ちて日本も悪くなるし世界経済は不安定に

15: 名刺は切らしておりまして 2013/08/13 00:57:25 ID:jpKA1T4l
ほうら EUを見てごらん あれが東アの歩む道
ほうら ドイツ見てごらん あれが日本の未来

21: 名刺は切らしておりまして 2013/08/13 03:04:45 ID:/TDrOHtr
>>15
昔、アジア共通通貨構想というのがあってな
それが実現してたらドイツと同じ立ち位置になっただろうな
今、そのリーダーの一人が、某所で総裁をやっている
アジアで大規模なソブリン危機が起きる前にEUには瓦解してもらいたいもんだ

19: 名刺は切らしておりまして 2013/08/13 02:38:48 ID:1pfMXIMw
.
 ア ジ ア 共 通 通 貨

        ⊂ ⊂ヽ、  /)/)
          c、   `っ(  ヽ
        (   v)c、  `っ
          V''V  (   v)  / ̄`⊃
               V''V   |  ⊃
                   (   v)  ハ,,ハ
                     V''V  (゚ω゚  )
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                                 ハ,,ハ
                                ( ゚ω゚ )  お断りします
                               /    \
                             ((⊂  )   ノ\つ))
                                (_⌒ヽ
                                 ヽ ヘ }
                            ε≡Ξ ノノ `J

17: 名刺は切らしておりまして 2013/08/13 01:06:20 ID:7RTUd7p3
>「持続不能なものは持続しない」

これ、日本の年金制度にも言えるよね。
日本政府は何とか存続させようとしているが
結局は延命させてるだけで死ぬのには変わりない。

20: 名刺は切らしておりまして 2013/08/13 02:43:47 ID:O4oo7lef
イギリスが嫉妬まで読んだ

22: 名刺は切らしておりまして 2013/08/13 03:28:15 ID:vem+fI5b
共同体意識ができればもつだろうが、ドイツの国民性に他がついてこれないだろ。
もとがドイツ封じ込めだったかも知れんが結局ドイツ無双はとめられないというかドイツ無双に使われてるよな。

24: 名刺は切らしておりまして 2013/08/13 03:37:11 ID:Xc/31GZf
> 第4の選択肢は、1カ国ないし複数の周縁国がユーロ圏を離脱することだ。

ドイツが一番離脱カードを有効に使えるな

28: 名刺は切らしておりまして 2013/08/13 06:06:41 ID:eT76EAIJ
ユーロ自体が一つの国になった為に都市レベルでなく国の一極集中が始まったね
東ヨーロッパの国々の住民もドイツやイギリスに移民してる

31: 名刺は切らしておりまして 2013/08/13 06:25:15 ID:6MEmdR3Z
東京=ドイツ、大阪=フランス、名古屋=イギリス、京都=イタリア、夕張=ギリシャ、
沖縄=スペイン、として考えてみよう。
名古屋は経済的に自立していて好き勝手、
東京が地方交付税を他の県に渡すのを拒否して利益独り占め、
大阪は借金増加に音を上げて他所にケンカを売り始め、
京都はわれ関せずと遺跡観光と京扇子と西陣織でそれなりに暮らし、
夕張は借金を放り出してメロンも作らずデモばかりやり、
沖縄はそろそろ独立しちゃえば借金踏み倒せるだろうと浅はかに考える。
そういう状態。

32: 名刺は切らしておりまして 2013/08/13 06:34:06 ID:QWLOa+qQ
>>31
名古屋が経済自立というのは喩としても無理がある

33: 名刺は切らしておりまして 2013/08/13 06:50:13 ID:WSGCoi3P
ドイツが何時まで第4帝国を維持する気を持ち続けられるかだな

34: 名刺は切らしておりまして 2013/08/13 07:08:04 ID:+4XrZ5go
>一方、欧州官僚にとっては、ごく少数のいわゆる金融専門家しか議論することができないよう、
>問題を極力難しく見えるようにすることが利益になる。

あるある

日本でも、財務省が、ありもしない財政危機や年金破綻を煽りまくってるもんな

>第3の選択肢はまずあり得ないが、完全を期するために入れておく。
>ドイツその他の北部ユーロ圏諸国がより「拡張的」(つまり、インフレを誘発する)政策を追求し、
>南欧の苦痛を和らげる可能性がある。あるいは、北部諸国は永遠に周縁国を支援することもできる。

「持続不能なものは持続しない」 って、唯一の持続可能な策を「ありえない」とか言ってたら、そりゃ持続しないって

30: 名刺は切らしておりまして 2013/08/13 06:23:58 ID:mclsm6qY
遅かれ早かれ人類は滅亡する



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